3.天珠を取り巻く問題点

『天珠ってどうしてこんなに値段が違うの??』
『本物とかにせものとかってどういうこと??』
『いったいどれが適切な価格なの??』

チベット天珠を探していると、必ずそんな疑問に突き当たります。

残念ですが、現在の日本の市場ではこれらの疑問に答えられるお店はごく少数です。

なぜこの様な状況になっているのでしょうか。
それは、販売者の方も天珠についての知識が不足してるからです。
そして、知識不足のこの業界を利用した思惑もあるようです。

よく天珠は本物とかにせものとかの論議がされますが、
単純にそのような区別が出来るものではありません。

私たちは天珠を大きく分けて3つの分類と考えています。

・アンティークの天珠 (老天珠)
・天然石を使用し、現代に作られた天珠 (新天珠)
・陶磁器や樹脂等で作られた、天然石を使用しない天珠 (模造天珠)

アンティークの天珠 (老天珠) とは2000年以上前に作られたものをいいます。
希少性が高く、市場に出てくることはほとんどまれです。

また、陶器、ガラス、プラスチック、樹脂 等の素材を使った
模造天珠というものもあります。

これらも紋様を施している以上、私たちは天珠と呼んでもいいと考えています。
但し、天然石ではないので石としてのパワーは備えていません。

大切なのは販売する方がそのことを伝え、
購入する方がそれを理解しているかということです。
購入する方が納得していれば、それがその方にとっての天珠だと思います。

もし、にせものがあるとするならば、以下のような販売方法であった場合です。

・現代に作られた天珠を、アンティークの天珠 (老天珠) として販売している場合
・タダの粗悪品をいかにも高級なものとして販売している場合
・天然石以外の何かで作られた天珠を天然石から作ったかのように販売している場合

この様な販売方法には重々お気をつけください。

新天珠の価格は、素材とその大きさ、加工技術と、加工の時間で決まります。

素材では瑪瑙鉱石が一般的に広く使われています。
当店取り扱いの 『火供養天珠』 は、ネフライト(軟玉)を使用しています。

加工技術とは、焼くことで浸透・浸食させ色を定着させる技術のことです。
どれだけ綺麗に加工できるか、もかかわってきます。
また、ネフライトの浸透・浸食は非常に難しく、より高度な技術が必要となります。

加工の時間は、焼く時間がもっとも関係します。
表面にペイントするだけの場合は、短い焼き時間ですみます。
中まで浸透・浸食しようとすると、長い焼き時間が必要になります。
『火供養天珠』は、新天珠の中ではもっとも長い加工時間となります。

1.天珠の由来
2.現代の天珠について
3.天珠を取り巻く問題点
4.火供養天珠について
5.天珠の選び方



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